あんまり華麗じゃない掲示板Ver.3

かよい堂の別館です♪

アムステルダム後篇

という訳で先日無事母国への帰還を果たした。
帰国前は最後の追い込みに忙しく、帰国したらしたで科研費の申請書作成に追われ、
気付いたら2ヶ月以上更新できなかった。
帰国直前の9月末には何とか時間をこじ開けてフランス・パリを初訪問し、凱旋門や
エッフェル塔、ルーブル美術館等見て回って来たので、いずれ写真を掲載する予定。

日本に帰ってきてまず面喰らったのは借りた家に家具がほとんど付いておらず、
一から自分で揃えないといけなかった事で、お店を何軒も回ったりしてお金と時間と
労力が掛かって大変だった。
最初はカーテンすら無かったので窓の外から内部が丸見えだった。
これは日本では当り前の事だが、一人暮らしは久々だったのですっかり忘れていた。
英国ではFurnishedと云って部屋を借りるとテーブル・ソファ・洗濯機・冷蔵庫・鍋・
フライパン・電子レンジ・トースター・湯沸しポット等が一通り備え付けられている事が
ほとんどなので、一々自分で買い揃える必要が無い。
勿論それらは長い間に使い古されたオンボロの物が多いので、レオパレスのような
新品で綺麗な家具付きを想像されると困るが、とにかく最低限の設備は揃っていた。
3回引っ越したが1回も家具の調達に時間を費やした経験が無かった。

新居に住み始めてからTV・洗濯機・カーテン・湯沸しポット・フライヤーは友人知人より
頂戴して、冷蔵庫・こたつ・電子レンジ・トースター・カラーボックスはリサイクル屋で買い、
ベッド・こたつ布団・炊飯器・アイロン・室内物干しはお店やネット通販で新規に購入した。
インフラはだいぶ整ってきて、自炊も再開し、なかなか快適に暮らしている。
ネットはマンションタイプの光フレッツを導入してサクサク動くので、これからは改心して
このブログも頻繁に更新したいと思う(←本当か!?)

さて滞りに滞っていたオランダ滞在記の続きを。
大抵の欧州の都市には人が常に集まり賑やかな中心広場や通りが在って、とにかく
そこに行けば何か楽しい事が催されている。
それがバルセロナではランブラス通りだったし、アムステルダムではダム広場に当る。
僕が行った時にも無数の大道芸人がそこかしこに観光客をめぐらせて技を競っていた。
その中の1人、定番の火炎曲芸を披露する長髪のジャグラー。

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やはりオランダと云えば風車だろうと思い、風車が連なる郊外の観光地に繰り出すべく
ダム広場から網の目のように発するトラムの1本に乗った。
暫く窓外を眺めていると、1基の風車がその羽根でゆっくりと空を掻き回しているのが
目に留まり、「あ、もうこれでいいじゃん」と思い電車から飛び降りた笑
この風車は周囲にお仲間が建っている訳でもなく、運河沿いにぽつんと孤立していた。
1階はパブのようになっていて、風車の中で粉など挽いている様子は窺えない事から、
実用上というよりは観光用のモニュメントとして建てられたものだろう。
真の風車ではないにしても「オランダで風車を見る」という目的はとりあえず達した。

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オランダは木靴の産地としても知られており、土産用の木靴が軒先に提げられていた。

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東京駅のモデルとの俗説があるアムステルダム中央駅
駅正面はトラム用の架線や工事現場を囲うフェンス等で何だかごちゃごちゃしていて、
正面観の綺麗な写真を撮るのが難しかったので斜めからのアングルで妥協。
この点スイスのチューリッヒ中央駅の方が駅舎正面に銅像や噴水が設置されていて
撮影者フレンドリーだった。
東京駅とアムス中央駅は赤煉瓦主体に白煉瓦がアクセントで織り込まれていたり
左右対称の構造になっていたりする点は似ていると思うが、アムス中央駅が尖塔を
備えて鋭利な斜線を多用した意匠になっているのに対して、東京駅は屋根の傾斜が
鈍角で半円形アーチの装飾が強調される等、相違点もかなりあるように思う。

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さてオランダで一服したい時にうっかり「コーヒーショップ」に行ってはいけないという話を
ご存知だろうか?
オランダでは大麻が合法であり、「コーヒーショップ」はドラッグを楽しむ為の店なのだ。
普通にコーヒーを飲みたい時は「カフェ」や「コーヒーハウス」を探さないといけない。
僕自身はあいにくドラッグを嗜む機会は無かったが、ユースホステルでたまたま会った
日本人学生の旅行者に貴重な体験談を聞いたので、ここに再録してみる。

「コーヒーショップに入ると、空気が既にもくもく煙っていて大麻独特の匂いがします。
カウンターとテーブル席が並んでいるのは一見普通の喫茶店と選ぶ所がありません。
まず自分達が座るテーブル席を確保して、カウンターでドラッグを購入します。
乾燥大麻だけではなく大麻を混ぜて作ったケーキやクッキーも売られており、初心者や
女性が入門篇として食べるのだそうです。
乾燥大麻は低品質な物から良質な物まで幾つか種類があり、各々値段が違います。
銘柄を選んだらグラム単位で指定して購入すると、測って小さな袋に入れてくれます。

購入した大麻の吸い方は色々あります。
普段煙草を吸う人はそのまま紙に巻いて巻き煙草のようにして吸いますし、専用の
特殊な水差しにセットして葉に火を点け、パイプを通して水をフィルター代わりにする
水煙草のような吸い方もあります。
煙草を吸わない人にはバルーン式がお勧めです。
自分の大麻をカウンターに持って行って『○グラムをバルーンにしてくれ』と頼むと、
その分だけ測って特殊な加熱機械に投入し、上部に透明な風船を取り付けます。
機械で大麻の葉を焙じてその煙を風船の中に集める訳です。
風船の大きさは・・・そうですね、野球場でラッキーセブンに飛ばすようなジェット風船と
同じくらいでしょうか。
煙が充分溜まって風船がパンパンになるとカウンターから呼び出してくれます。

風船には吸い口が付いていて、深呼吸して中の煙を肺に行き渡らせます。
これを繰り返していると段々効いてきて頭がラリってきます。
頭の中がぐわんぐわんしてきて、目を閉じると暗闇の中に蛍光色の様々な形をした
物体が高速で浮かんでは消えていきます。
徐々に意識が混濁してきて夢心地になってきて目を開けていられなくなります。
周囲で何が起こっているか全く気にならなくなり、五感が麻痺してきます。
いわゆる脳内麻薬というのでしょうか、快感を生み出す物質が絶え間無く分泌されて
脳が直接揺さぶられるような感じで、400%の気持ち良さで悶絶しそうになります。
自己制御できる範囲を超えた快楽が間断無く続き、ノンストップのジェットコースターに
乗っているような感覚で、このまま止まらないと脳が壊れるんじゃないかと怖くなります。

不謹慎な喩えかもしれませんが、女性が感じている時と同じなのかなと思います。
自分は男なので正確な所は分かりませんが、よく女性が『壊れる』『おかしくなる』と
云うのはこういう感じなのかなと想像するのです。
脳内で快感がスパークのように不断に炸裂して、このままだと自分が自分でなくなって
しまうのではないかという恐怖感にも襲われます。

完全に夢遊状態になると他者とまともな会話などできなくなり、ひたすら目を瞑って
快感への陶酔を味わうのみとなります。
たまに喋っても呂律の回らないままハイテンションな言葉を口走るのが精々です。
第三者が見れば椅子に座ったままじっと目を閉じて口を半開きにした間抜けな態で、
いわゆる『ブリブリにキマってる』状態なんだろうと思います。

体内への煙の供給を止めて暫くしていると徐々に代謝され、意識が戻ってきます。
煙草と違ってニコチンの害が無く健康的で、他者にも迷惑を掛けないので日本でも
合法化するべきだという議論がありますが、自分の経験から云えばキマってる間は
判断能力が完全に失われるので、フラフラと路上に飛び出して車に轢かれたり
財布を抜き取られたり詐欺に遭ったりしても全く不思議ではないと思います。
事実、インドを旅行した日本人学生がドラッグをキメた後にガンジス川で溺死しました。
このような夢遊病者が街中に溢れる図はあまり想像したくありませんので、当面は
現行の非合法状態を維持するより他に仕方が無いように思います。
しかしながら大麻の快感は一度味わえば病み付きになるのは請け合いなので、
違法栽培者の摘発が各地で跡を絶たないのもむべなるかなと思います」


次回は中欧訪問記その1・ブダペスト篇です☆

アムステルダム前篇

YI=KNT MO=KGM TMG=MYKまではガチ。RT=TKSの関係だけ微妙。
で音楽室=文芸部室で給仕するTMG=MKR…ってこれ3つとも全部某京都じゃん!

そんな暗号みたいな話はさておき、オランダ・ベルギー紀行の続きを。
ブリュッセルからタリスに乗ってアムスに着いたのが19時半頃。
中央駅からトラムに乗って宿に帰る途上に国立ゴッホ美術館が在り、通常は土曜は
18時閉館だが、この時は特別展「ゴッホと夜の色」が開催されていたので開館中で、
折角の機会なので立ち寄る事にした。
夏のトップシーズンの昼間は長蛇の列になるらしいが、冬場の初宵だったので全く
並ばずに済んだし、館内もさほど混んでおらずゆったり鑑賞できた。
ちなみに新館は黒川紀章氏の設計で1999年に竣工した。

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ミレーの「種まく人」に触発を受けて描いたとされるゴッホ版の「種まく人」や、美術の
教科書でお馴染みの「馬鈴薯を食べる人々」等が展示されていた。
しかし今回の特別展のハイライトは何と云ってもニューヨーク近代美術館MOMAから
一時的に里帰りした「星月夜」で、カンヴァスの下の方に小さく描かれた教会や人家と
対照的に画面一杯を占める夜空に月や数々の星が浮かんでいる。
実際は点にしか見えない筈の星もゴッホの眼を通すと巨光の輪郭を伴って描かれ、
ゴッホ作品の特徴とも云える図太くうねる曲線が雲や風の流れを表し、全体として
ちっぽけで儚い人間世界を圧倒する雄大な自然の美しさを示している。

鑑賞後に少し夜の市街を散策。
アムステルダムはコロッケ発祥の地らしく、コロッケやハンバーガーの自販機を街の
あちこちで見掛ける。
と云っても街路に面している訳ではなくて、ケバブ等の軽食屋さんの店内に店員との
やり取りを省略するセルフテイクアウトコーナーとして設置されている。

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1泊して翌日の観光はまずアンネ・フランクの家へ。
事前に公式サイトでチケットを予約しておいた。
着いてみるとオフシーズンにも関わらず大勢の観光客が行列を成しており、夏場なら
きっと想像を絶する待ち時間だろう。
しかし事前予約してプリントアウトしたチケットを持っていればディズニーランドのファスト
パスの如くに専用の入口から待たずに入場する事ができる。
アムスでアンネの家に行く場合は事前にオンライン予約しておくのを強くお勧めします。

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入口で日本語版のパンフレットを受け取り、順路に従って館内を見学。
パンフに各部屋の展示について詳しい説明が書かれているので分かりやすい。
アンネの父オットーはナチスの目を逃れる為に事務所の2階を改造した隠れ家を作り、
非ユダヤ人の協力者に食料を運んでもらったりしながらここで8人のユダヤ人が2年間
隠遁生活を続けていた。
しかし1944年8月に匿名の密告によりゲシュタポに逮捕・連行され、アンネは最終的に
ベルゲン・ベルゼン強制収容所でチフスに罹り16年の短い生涯を閉じた。

隠遁中は勿論一切外出できず、事情を知らずに階下の事務所で働いている社員に
気付かれてはいけないので、昼間は蛇口の水を流す事さえ憚られた。
さほど広いとは云えない屋根裏部屋に8人もの人が音を立てないようにしながら2年も
暮らしていた様子を想像すると言葉を失ってしまう。
ここは人間が人間として生きる事を許されなかった戦争という時代の悲劇の一縮図で、
アムスを訪れる人は必ず立ち寄るべき場所だと思う。

それからトラムに乗ってLeidsepleinという広場に行き、ランチにSatellite Sports Cafe
というお店でスペアリブの食べ放題を堪能した。
付け合わせはお隣ベルギー発祥のフリット。
調子に乗って4本も食べたら流石に満腹で動けなくなった。
オランダの食文化としてはステーキが名物で、またインドネシアが植民地だった関係で
ナシゴレンも有名らしい。

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Leidsepleinに建つ劇場。次回掲載予定のアムス中央駅にデザインが似ている。

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という訳で後篇に続きます☆

ブリュッセル後篇

ブリュッセル旅行記の続き。
EU本部から再び地下鉄に乗って中心街に戻ってきた。
大勢の観光客の魂の波長を感じる方向に引かれて行くと、有名な小便小僧を発見。
世界中から衣装が寄贈されていて、日替わりでお召し物を着替えるらしい。
この日は黒い帽子がセットになった青と赤の法服(?)のような装束を着ていた。

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続いて小便小僧から程近い世界遺産・グランプラスに向かった。
TV番組等でブリュッセルが紹介される時には必ず映し出される、街のシンボルたる広場だ。
建ち並ぶギルドハウス。

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現在は市立博物館として使用されている王の家。
時間の関係で入場は諦めざるを得なかった。

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グランプラスの建物群の中でも一際光彩を放っている市庁舎。
大き過ぎて中央の塔の全景を写真に収める事ができなかった。

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旅の最後はやはりスイーツ(笑)で締めようと思い、本場のベルギーワッフルを堪能すべく
1829年創業の老舗・ダンドワ(DANDOY)に足を向けた。
本店はグランプラスのすぐ南側に位置している。
ブリュッセルに来てダンドワのワッフルを食べずに帰るなんて、お伊勢参りに赴いて赤福
食べ損なったり駿府に出掛けて安倍川もちを食べ忘れたりするのと同じくらい画竜点睛を
欠く所業だと思う。
ちなみに地球の歩き方に紹介されている事もあって客層の日本人率の高さは異常。
ベルギーワッフルには丸型で硬めのリエージュワッフルと角型で柔らかめのブリュッセル
ワッフルの2種類があり、今回は後者を注文してテイクアウトした。
トッピングはチョコレートソースとストロベリー。

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実はこの時点で帰りのタリスの発車時間が刻一刻と差し迫っていて、テイクアウトのお皿を
手に持ったまま走って中央駅に向かい、在来線で1駅乗って南駅で出発1分前のタリスに
飛び乗り、綱渡りの奇跡の末にどうにかアムスへの帰途に就いた。
走って息が荒れていたので、座席で暫し心持ちを落ち着かせてからフォークを手に取った。
「お前のワッフル、頂くよ!!」
表面も中もしっとりと柔らかく、もちもちと弾力があり、結構大きめなので食べ応えがある。
歩き回ったり走ったりして疲れた身体に甘くて美味しいワッフルが優しく響き渡る。
が、ふと見るとワッフルにまぶされていた白い粉が走ったせいで風に煽られて飛び散って、
着ていたジャケットが粉まみれになってしまっていた泣
「ったく、クールじゃねえなぁ〜」

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・・・という感じで今回は前後篇とも某作品からのパロディてんこ盛りでお届けしてみました。
知っている人は楽しめたと思います。知らない人はスルーして下さい。
次回はアムステルダム篇です☆

ブリュッセル前篇

自民党やその応援団が盛んに民主党のマニフェストを攻撃している。
大半は「バラマキ」「財源が無い」というものだが、中身を本当に理解しているのだろうか。
現行の支出は全てそのまま現状維持して新たな事業を始めるなら財源が必要だが、
民主党は「予算総組替え」を提唱しており、全部一旦白紙に戻して優先度の高い政策から
順に予算を付けていくという方法を採ろうとしている。
こういう手法は既得権益や固定観念に捉われている与党や官僚には絶対できない事だ。

そもそも財源財源と云うが例の与党の巨額補正予算は大半が赤字国債で賄われた。
あれの一体どこに「財源の裏付け」があると云うのだろう?
アリとキリギリスの如く現実逃避して将来世代に解決を先送りしているだけでは?
バラマキ批判にしても与党が強行した定額給付金こそが理念無き究極のバラマキだろう。

先月公取委が官製公用車談合に関して国交省に改善措置要求を出した。
国交省、切れぬ天下り先との関係 談合3年連続発覚」(MSN産経ニュース)
国交省は道路作りに使われる筈の道路特定財源も勝手に流用して公用車を購入したり
職員宿舎を建設したりしてきた。
国民は納めた税金がこんな風に非効率的にいい加減に使われるのが我慢ならないので、
公正で持続可能な社会実現への期待を今回の政権交代に託そうとしているのだ。
マニフェストの些細な項目よりも大筋でどのような方向に進もうとしているかが重要だろう。
そのような観点から論じているコラムも幾つか散見されるので是非ご一読頂きたい。

財部誠一氏「不毛な財源論より脱官僚こそが争点だ
田中良紹氏「民主マニフェストは『レーガノミクス』
上杉隆氏「民主党マニフェストに“ダメ出し”するのがメディアの仕事か?
町田徹氏「自民党・霞が関に操られるメディア 民主党マニフェスト批判の本当の理由

さて政治談議はこのくらいにして、オランダ・ベルギー旅行記の続きを。
アントワープを発って在来線でブリュッセル中央駅に到着した。

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実はこの日は朝から何も食べておらずお腹がぺこぺこで、「浮いたアバラとどう接したら
いいのか分からないよぉ」という事でまずは栄養補給に向かった。
選んだのはネットで評判の良かったLEONというファミレス風ベルギー料理店。

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「俺は異国に旅行に出掛けたら必ず地元のビールを飲む・・・そんな男だった」
という訳でベルギー名物のムール貝ワイン蒸し料理とフリッツ(フライドポテト)、それに
ベルギービールがセットになった17.10ユーロ也のランチを頂いた。
Wikiにも書いてあるがフライドポテトはベルギーが発祥の地らしく、街中を歩いていると
至る所にフリッツスタンドを見掛ける。
ムール貝も美味しくてやめられない止まらないという感じで、1つ食べたらまた次!と
勝手に手が動いてしまう。
ムール貝の味がよく滲みたスープも絶品で、最後の1滴まで飲み干した。ご満悦♪

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胃袋を満たした所でLEONの近くに在る筈の小便少女の像を見て行こうと思ったが、
地図が分かりづらくてどう探しても見当たらない。
こういう時は死神様に聞くに限る。
「4(し)2(に)4(し)2(に)5(ご)6(ろ)4(し)、と」
Trrrrrr... Trrrrrr... Trrrrrr...
「ハロハロ死神様」
「おっす、うぃーっす、ちわーっす、どもども、おーつかれさーん」
「小便少女の像はどう行ったらいいでしょうか?」
「あのね〜え、そういうのは地元の人に聞いた方がいいと思うよ〜ん」
「ですよねぇ」
という訳で早速その辺を歩いていたジモティーと思しき通行人Aを捕獲して尋ねたら、
あいにく英語の話せない人だった。
が、こちらの知りたい事は理解してくれたらしく、手を真っ直ぐ突き出し(直進しろ)、
右に曲げ(右折しろ)、手前に曲げ(もう1回右折しろ)、片仮名のコの字を90度横に
曲げたような道順をジェスチャーで示してくれた。
像は最初は気付かなかった細い路地の奥に神々しいお姿でご鎮座ましましていた。
何故か左上を眺めながら微笑を浮かべている。

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次に訪れたのはブリュッセルの一ノ宮とも云うべき聖ミッシェル大聖堂。
ベルギー王室とも縁が深く、現国王と王妃はここで結婚式を挙げたらしい。
正面から見るとキッチリカッチリ左右対称になっていて美しい。
が、この写真は微妙に斜め右からのアングルになっていて「虫酸が走るわ!」

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大聖堂近くの駅から地下鉄に乗ってEU本部を見に行ってみた。
実はここに来るのがブリュッセル訪問の最大の目的だったと云っても過言ではない。
欧州地域統合という人類史上における輝かしい実験の主要舞台の1つを是非この目で
見ておきたかったのだ。
数多くあるEUの成果の中で特筆すべきは単一通貨ユーロの導入だろう。
スイスやハンガリー、チェコ等ユーロ未加入の国を旅行する際は各々の独自の通貨を
両替しなければならず、途中で足りなくなるとまた両替するのが煩わしいし、かと云って
余ると他国では使えないから再両替しないといけないし、という感じでなるべくぴったり
キッチリカッチリ使い切るよう腐心したものだ。
ユーロ圏ならそのような心配は不要で、余ってもまた他のユーロ加入国を旅行する時に
使えるので保管しておけば良いし、円やポンド等の他通貨への両替も容易だ。
更に近年はボーダーレス化も進行していて、陸路での国境検問はほぼ全廃されている。
その為に今回鉄道でオランダとベルギーの国境を越えても途中で全く何の査察も無く、
一体いつ国境を跨いだのか皆目分からなかった程だ。
これらの壮大な試みの一部始終をリアルタイムで目撃できる我々は幸運だと思う。

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ブリュッセル後篇に続きます☆

アントワープ篇

某所での無限ループが凄い事になっているらしい。
僕は忙しくて1回目のループしか見てないが、小説版を読んでいるのでオチは知っている。
ネット上では賛否両論で、と云うか賛賛賛否否否否否否否否否否否否くらいの割合だが、
あの会社とあの作品にしかできない(許されない)実験だと思うのでまぁアリでしょう。

さてそんな分かる人にしか分からない話は置いといて、ようやくオランダ・ベルギー紀行を。
アムステルダム篇から始めようかと思っていたけど、よく考えたら初日の夜はアムスに
着いて夕飯を食べただけで終わったのだった。
オランダのフラッグキャリアであるKLMは5年前にエールフランスと経営統合し、アムスの
表玄関のスキポール空港はハブ化が進んで欧州でも有数の大空港に発展を遂げている。

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ニューキャッスル〜アムスは飛行機で1時間と近く、アムスから成田や関空への乗り継ぎが
便利な上に比較的安いので、当地在住の日本人の間ではKLMで帰国する人が非常に多い。
僕はスターアライアンス系のマイルを貯めているので帰国には使わないけど。

翌日はアムス中央駅からタリスという国際列車に乗ってベルギーのアントワープへ。
アントワープに小1時間ほど問い詰めたい滞在した後ブリュッセルに向かい、その日の内に
アムスに戻って来る予定を立て、事前に公式サイトでオンライン予約を試みた。
が、アムス→アントワープとブリュッセル→アムスは普通に予約できたのに、アントワープを
出発地に指定すると何故かブリュッセルが到着地の候補一覧に表示されず、逆も然りで、
「国境を跨ぐ分しかオンライン予約できないのかな?」と思いその区間は諦める事にした。
アムス中央駅ホームで出発を待つ赤い彗星Thalys。

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さあ独・蘭・白・仏4ヶ国を結ぶ夢の超特急だ!と期待に胸を膨らませて乗り込んだら、
あまりの速度の遅さに腰を抜かしそうになった。
窓外を見ると東武東上線の池袋〜成増間並みに線路際まで民家の軒先が迫っている。
これでは高速運転など望むべくもない。
後日調べてみるとアムス〜アントワープ間は現在専用線を建設中で、完成後は現行の
所要2時間10分が1時間10分になり、大幅な時短効果が見込まれるそうな。
ともあれ無事アントワープ駅に到着。

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お目当てのアントワープ大聖堂に向かう前にブリュッセル行きの切符を買う事にした。
窓口で「タリスでブリュッセルまで」と告げたら、おじさんが「何でわざわざタリスに乗るの?
ブリュッセルまでなら在来線でも充分速いし、安いし、美味いよ本数も多いよ」と吉野家の
三拍子のような謳い文句で勧めてきたので在来線で向かう事にした。
なるほど、アントワープ〜ブリュッセル間はタリスに乗る必要が無いからオンライン予約が
できなかったのだろう。

駅を出て地球の歩き方所掲の地図を頼りに大聖堂を目指して歩いた。
そもそも何故今回アントワープに立ち寄ったかと云うと、ひとえに「フランダースの犬」の
最終回の舞台となった大聖堂をこの目で見たかったからだ。

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※当ブログにキャプチャー画像を表示する事に関して、制作元の日本アニメーション様より
ご理解とご快諾を頂戴致しました。篤く御礼申し上げます。
ご指示のありました通り著作権表記と出典を明記させて頂きます。
(c)NIPPON ANIMATION CO., LTD. 1975 出典:「フランダースの犬」

次に進む前にまずは感動の最終回をご覧下さい(左下の再生ボタンをクリック)



・・・という訳で作中の各場面と同じアングルで写真を撮ってみた。
冒頭のパトラッシュが大聖堂内を歩いてネロの元に向かうシーン。

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ルーベンスの三連祭壇画の前で倒れているネロ。

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ネロがどうしても見たかったルーベンスの名作「キリスト降架」。

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ネロとパトラッシュを迎えに天使が舞い降りてくる。

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天使に導かれて昇天するネロとパトラッシュ。

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大聖堂の前にはネロとパトラッシュの記念銘板が設置されていた。
由来文によるとトヨタの寄贈で、2003年に除幕されたとの事。

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帰りは大聖堂付近の駅から地下鉄に乗って中央駅に戻り、わずか50分程度の慌しい
アントワープ滞在を終えた。
次回はブリュッセル篇です☆

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